丹野製作所

2019/05/14 10:21

[*2025年7月更新しました]
こんにちは。ゆりです。今回はパッと見では違いのわかりにくい4タイプの名刺ケースを比較してみたいと思います。
上の写真は奥側が磁石式、手前左から板ばね式(*生産終了)、引出式の2段、押型名刺ケースです。
ちなみに樹種は上記順にヤマザクラ、イタヤカエデ、ナラ、ウォールナットです。

まずは開け口のアップから。開け方の違いがそのままデザインの特徴になっています(開け方はこのページ下の動画をご覧ください)
左から押型、引出式、磁石式、板ばね式です。
それぞれのサイズは下記の通りで、

押型名刺ケース   長さ 111× 幅 67 × 厚さ13 mm
引出式名刺ケース  長さ 110× 幅 67 × 厚さ12 mm(2段) 長さ 110× 幅 67 × 厚さ7 mm(1段)
磁石式名刺ケース  長さ 109× 幅 66 × 厚さ11 mm
板ばね式名刺ケース 長さ 109× 幅 65 × 厚さ 9 mm
*手作り品のため個体差があります

薄さでは1位が引出式(写真にはありませんが..)、2位が板ばね式でした。
できるだけ身軽に持ち歩きたいときには薄いと便利ですよね。

続いて、どのくらい名刺が入るのか試してみたいと思います。
丹野製作所のショップカード(上質紙180kg、官製ハガキよりやや厚め)を入れてみました。
上の写真左奥から順に
押型..........21枚
引出式......10枚×2段=20枚
板ばね式...13枚
磁石式.......26枚

という結果で、1位は磁石式でした!
(*磁石式、押型式はより多く入るように改良されました。)

引っかからずに快適に出し入れできる枚数です。入れ過ぎると不具合の原因となります。
また今回は上質紙180kgでの比較ですが、お使いの名刺の厚さで結果はかなり差が出ます。


それぞれの特徴をご紹介すると..
[押型名刺ケース]
箱が二重でほかよりやや大きめですが、「ボタンで飛び出す」仕組みにインパクトがあり注目されます。圧倒的に男性に人気です。

[引出式名刺ケース]
2段は、もらう/渡す、または名刺/ショップカードなど複数のカードを仕分けるのに便利です。
1段は薄さが魅力です。どちらも珍しい開け方と、金具や接着剤を使っていない点が特長です。

[板ばね式名刺ケース]
留め具が木の弾力を活かしているという点で、木工好きな方に一目置かれる存在です。こだわりの一点を探している方にぴったりです。
また薄さがあってしっかり留まるので、電車などの乗車カードを入れるのもおすすめです(電車の改札もケースに入れたままOKでした(当社調べ))。

[磁石式名刺ケース]
シンプルながら角の取れたフォルムと、抜群の使いやすさで男女ともに一番の人気ものです。
湿度の変化にも強い構造や、底が斜めになっていて取り出しやすくする仕組みなど、随所に工夫がされています
最初は開け方に戸惑う方も多いので、それぞれの製品の開ける様子を動画にまとめてみました。
手に持った感じがイメージできるように各製品を同じ人に持ってもらい撮影しました。音からもスーッと開いてカチンと閉まる感触が伝わりますでしょうか。



以上、名刺ケースの徹底比較でした。それぞれの違いが伝わりましたでしょうか。
それでも悩む点がありましたら、お気軽にご質問ください。
またイベントや直営店で実際に手にする機会がありましたら、ぜひ一つ一つ比べてご覧になってみてくださいね。
(ゆり)